近未来的なAIの医療技術とネットワークの世界で生きていく人類を描いている映画「AI崩壊」。
便利すぎるAIと、それを使う人間次第で良くも悪くもなってしまうことに気づかされた作品でした。
この記事では、映画「AI崩壊」のキャストと監督情報を一覧で紹介しています。
さらに相関図を使ってキャスト同士の関係性も解説していますので、作品を観る上での参考にしていただけたらと思います。
それでは早速紹介していきましょう。
AI崩のキャストを一覧で紹介
桐生の家族
大沢たかお
東北情報先端大学大学院の研究室に所属していた、天才科学者。妻の望を病気から救うために、並外れた頭 脳と知識で高度な医療AIを開発するが、国の認可が下りず、妻を助ける事ができなかった過去から、開発者としてのキャリアを捨て、現在はシンガポールに移住し娘の心と静かに暮らす生活をしている。
彼の開発したAI「のぞみ」の功績が認められ、総理大臣賞の授与のために久しぶりに日本に帰国する。
しかし突如暴走した「のぞみ」に日本中が大パニックになるなか、「のぞみ」を操ったテロリストとして警察から追われる身になってしまう。
風に立つライオン(2015)島田航一郎 役
キングダム(2019)王騎 役
松嶋菜々子
桐生の亡き妻で、共同研究者として桐生と結婚後も大学院で研究を続けていた。
がんに侵され医療AI治療の認可直前で他界。
世界中の苦しんでいる人たちを救うための医療AIの認可を願っていたのと同時に、AIの暴走についても危惧していた。
藁の楯(2013)白岩篤子 役
祈りの幕が下りる時(2018)浅居博美 役 役
田牧そら
桐生の一人娘。
医療AI「のぞみ」が完成していたのに、亡き母にAIを使った治療を行わなかった桐生に対して、憤りを感じている。
HOPE社
賀来賢人
桐生の義弟で、HOPE社の代表取締役。
桐生と亡き姉である望の思いを継ぎ、“人を幸せにするためのAI”として『のぞみ』の管理・運営を続けていた。
「のぞみ」の暴走時には、逃亡者の実となった桐生をフォローしつつ、サーバー室に閉じ込められた心の救出に奔走する。
斉木楠雄のΨ難(2017)窪谷須亜蓮 役
ちはやふる -結び-(2018)周防久志 役
玉城ティナ
HOPE社に勤務する広報担当。
幼い頃に父を亡くし、以来父の写真を常に持ち歩いている。
同じ境遇の心を気遣う優しさを持つ。
Diner ダイナー(2019)ヒロイン・オオバカナコ 役
惡の華(2019) ヒロイン・仲村佐和 役
黒田大輔
HOPE社に勤務するエンジニア。
AIのぞみの暴走を止めるために、西村とともに原因を追求する。
マギー
HOPE社に勤務する広報担当。
サイバールームに閉じ込められた心を助けるために奔走する。
野間口徹
HOPE社のデータセンター所長。
暴走したのぞみの制御を試みる。
警察庁
岩田剛典
警察庁警備局理事官。
最年少で理事官に就任した天才肌で、頭脳明晰かつ正義感も人一倍強い。
同じ研究者として桐生に憧れの念を抱いていたが、英雄から一転テロリストとなった桐生を、世間に公表前の捜査AI「百眼」で追う。
去年の冬、きみと別れ(2018) 主演・耶雲恭介 役
パーフェクトワールド 君といる奇跡(2018) 主演・鮎川樹 役
高嶋政宏
サイバー犯罪対策課係長。
秘密裏に開発が進められていた捜査AIを搭載したサイバー捜査室で、管理官である桜庭の元、陣頭指揮を執る。
犯罪撲滅の為には捜査AIは必要だと考えている。
花筐/HANAGATAMI(2017) あきねの父 役
空母いぶき(2019) 滝隆信 役
芦名星
望月と共に桜庭を支えるサイバー捜査官。
桜庭の才能に心酔しており、彼の右腕として現場捜査官及び、CITEの指揮を執る。
不能犯(2018) 夢原理沙 役
パーフェクトワールド 君といる奇跡(2018) 長沢葵 役
三浦友和
麹町署の所轄刑事。
定年間近の大ベテランで、「刑事の基本は現場」という昔ながらの足を使った捜査を大事にしている。
サイバー犯罪対策課のAI「百眼」の、全国民のプライバシーをさらす捜査法に激しい嫌悪感を覚え、奥瀬と共にベテラン刑事の勘を発揮してスタンドプレイを開始する。
アウトレイジ(2010) 加藤稔 役
葛城事件(2016) 主演・葛城清 役
広瀬アリス
仕事に情熱はあるものの、経験まだ浅い警視庁捜査一課の新米刑事。
最先端の技術を駆使したサイバー犯罪対策課の強引な捜査法に、素直に感嘆するイマドキの若者。
昔気質の合田とソリが合わずにいたが、一緒に行動をするうちに、彼に感化され次第にいいコンビになっていく。
銀の匙_Silver_Spoon#映画(2014) 御影アキ 役
食べる女(2018) 本津あかり 役
政府
余貴美子
女性初の現職の総理大臣。
厚生労働大臣時代に桐生が開発した医療AI「のぞみ」に対して使用認可を出さなかったが、自身がAI「のぞみ」と連動する心臓ペースメーカーによって命を助けられると態度を一変し、医療AIを認可した。
ソロモンの偽証 前篇・事件 / 後篇・裁判(2015) 上野素子 役
シン・ゴジラ(2016) 花森麗子 役
その他
毎熊克哉
デイリーポストの編集者。
AI社会に疑問を抱き、のぞみの開発者である桐生をしつこく追う。
AI崩壊のキャスト相関図
- 桐生(大沢たかお)は自身が開発した医療AI「のぞみ」で病気の妻(松嶋菜々子)を助けたかったが、使用認可が降りなかったために助けることができなかったと悔やんでいる。
- 西村(賀来賢人)桐生と姉の意思を継ぎ、「のぞみ」の管理と運営を一手に担う。
- 桐生(大沢たかお)に憧れていた桜庭(岩田剛典)だが、テロリスト容疑がかかった彼を最新の捜査AI「百眼」で追う。
- 合田は”昔ながらの足を使った捜査”で独自に動く。
AI崩壊を手がける監督
(入江悠公式HPより引用)
今回の作品を務めたのは入江悠監督です。
僕が初めて入江監督の作品を観たのが「SR サイタマノラッパー」だったのですが、一発で大好きな作品になってしまいました。
夢を追う若者の理想と現実。
冷ややかな世間の目に対して、好きなものを追い求めるつらさなどが痛いほど伝わってくるところや、クライマックスでの長回しでの魂の叫びなど、リアルすぎる描写の数々に衝撃を受けた記憶がありました。
以降、監督の作品は必ずといってもいいほど毎回チェックするようになりましたね。
「SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」ではこのシリーズ終わらないでくれええ!と悲しみましたし、「日日ロック」「ジョーカーゲーム」ではちょっと残念だなあと思ったり。
「太陽」を観たときには、待ってました!やっぱりこうでなくちゃ。と喜びました。
「22年目の告白 〜私が殺人犯です〜」でヒットしたのをきっかけに一気にメジャー作品の人気監督の仲間入りを果たしたわけですが、今回の作品は近未来SFという日本ではなかなかないジャンルのお話。
しかも入江監督による完全オリジナル作品ということで、そういった意味でも非常に注目度の高い作品になったのではないでしょうか。
今作ではAIのリアリティを追求するために「人工知能学会」に入会し、様々な専門家の方々たちに約1年かけて取材をしたという徹底ぶりに力の入れようがうかがえます。
さらに逃亡劇ということでスピード感にもこだわったそうで、テンポの速い展開に期待が持てます。
監督にとって念願の企画となった今回の作品、非常に楽しみです。
入江監督の原点ともいえる作品はこちらです。
まとめ
映画「AI崩壊」のキャストと監督について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
そう遠くない未来で実現するかもしれない、AIについての物語ですがそれを操るのはあくまで人なので、便利なAIをどう使うかが大事なことなんだと思います。
AIをめぐる人間関係も見どころな今作を楽しんで頂ければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。