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大怪獣のあとしまつ

「大怪獣のあとしまつ」はつまらない?評価がヤバい

子どもの頃によく観ていた特撮ものでは、ヒーローが怪獣をやっつけてばんざーいと喜んでいた記憶があります。

怪獣はあくまでやられ役で、ヒーローが絶対に負けてはならないと決まっていました。

今作「大怪獣のあとしまつ」はそのやられた怪獣のゆくえを描いた作品です。

予告で初めて見たときは、なんだか面白そうな視点の作品だなとワクワクしましたね。

ですが公開してみると、なにやらこの映画が大荒れのようなんです。

賛否両論とかならいい反応だと思うんですけど、どうやら悪い意味で盛り上がっているようなんです。

そこでこの記事では、実際に僕が作品を観たうえでの評価と、鑑賞した方たちの声を紹介していこうと思います。

よろしければお付き合いくださいませ。

※ネタバレがあるのでご注意ください。

大怪獣のあとしまはつまらない?

https://twitter.com/daikaijyu_movie/status/1489433536834768897

個人的な意見ですが、結論から言うとつまらなかったです。

早くも今年のワースト1映画と言っても良いくらいです。

なかなかにひどい作品でした。

ネタとして観るとか、怖いもの見たさで観るとかそういった部類の映画の認識ですね。

具体的にどうだったのかを次で紹介していきます。

いちいちすべり倒しているギャグが寒い

物語は大怪獣が死んだところから始まります。

よくあるヒーロー者では、派手に怪獣をやっつけてめでたしみたいな感じですが、この作品はその怪獣の死体をどうやって処理するのかという問題に直面したお話となっています。

過去の名作「シン・ゴジラ」では、実際にゴジラが現れた場合の日本はこんな感じになるのだろうというイメージがしやすい作品でした。

大怪獣のあとしまつはこの「シン・ゴジラ」を意識した作りなのは間違いないと思います。

今作でも大怪獣の処理をどうするかを、政府のトップたちがあれこれ議論していく展開になるのですが、このシーンがまあひどいんです。

なんか悪い方向にふざけすぎているんですよね。

国防省や環境省、国土交通省や財務や外務など、国のトップたちが面白おかしく国の対応について話し合うのですが、面白くないんですよw

いちいちすべっているんです。

普通に自分達のところの主導権争いのような展開でいいのに、みんながみんなふざけてるんです。

むしろ

怪獣がどうとかよりも、この政治的な内部争いがメインと言っていいくらいのストーリーなのに、全部ふざけてるんです。

実際の現場のやりとりは真面目に描かれているのに、国のトップたちの描写は終始ふざけている。

なにを見せたいのかわからなくなってきました。

こういったノリが好きな人には面白いのかも知れませんが、自分には合わなかったですね。

「過去を悔やんでも仕方がないだろ、そんなの付き合った年数とHの回数を割り算すればいいだけの話だろ」

「感動して流した涙も鼻毛を抜いて出た涙も、どちらも同じ涙だろ」

「うんことゲロどっちなんですか!? 限りなくうんこに近いゲロです」

「じゃあ間を取って銀杏の匂いってのはどうでしょう」

いやー、きついですw

説明しすぎ肝心なところはしなさすぎ問題

次に気になったのは、どうでもいいことばかり説明して、肝心なことには説明が全くないということです。

今作の見どころのひとつとして、アラタとユキノと雨音の三角関係がありましたが、いわゆる説明セリフが多い。

「元カレの〜」

「どうして好きになっちゃったの」

「私と結婚したのも贖罪の気持ちか」

説明しますよね〜。

言わなくてもわかりますよね〜。

こういうところは説明するのに、キノコの件や、肝心のアラタの真相とか何も教えてくれません。

観ていて普通に疑問に感じるところの説明が全く無いのです。

設定上そっちを重視したほうがいいのに、どうでもいいことばかり説明したがる。

なんかモヤモヤが晴れないんですよね。

そして物語は最高最悪のオチに繋がっていきます。

ラストのオチにとどめを刺される

この作品の最大の大問題なのが、ラストのオチ。

正直えっ?となりました。

それしたら今までのが全て台無しじゃん。

最初からそうすれば良かったじゃん。

なんか発動条件とかあった?なんで最後のタイミングでそれなの?

察しのいい方なら予想できてしまうオチですが、ホント一番やっちゃいけないやつを堂々とやってしまっています。

今までの全部夢でした〜みたいな。

この結末にすることで、どういう反応があるのか想像できたと思うんですけど、それを見越した上でのドヤみたいな感じなんですかね。

だとしたらヤバいですね。

そういった反応も込みでってことなんでしょうか。

いやー、これはない。と言わせてもらいます。

ある意味すごいをねらっているのか。

それとも政治的なやりとりなどに対する、人間なんて無力なんだというメッセージとか。

気になる方は劇場でご覧になってくださいw

役者さんはすごく良いのに・・・

褒めるところが全然ないと思っていましたが、役者さんの演技は素晴らしかったです。

特に主人公アラタを演じた山田涼介さんがカッコ良かったですねー。

序盤の「善意って厄介ですよねえ。悪意の方がよっぽどタチがいい」と国防軍に物申すシーンは男前でした。

山田さんのファンの方は見る価値ありだと思います。

けど主人公なのにあんまり活躍していなかったのが残念ですね。

アラタの視点で物語を進めていれば、もっと面白くなっていたはずなのになあ。

めちゃくちゃチョイ役で出演していた、染谷将太さんや二階堂ふみさんなんかの使い方とかも「シン・ゴジラ」を意識していたんですかねえ。

豪華キャストの無駄遣いも悪い方に捉えてしまいますw

大怪獣のあとしまつの評価がヤバい

作品を鑑賞した方の評価も結構荒れていました。

これまでの特撮ものにはない、死んだ怪獣のあとしまつはどうするんだという視点は、すごくいいアイデアだと思ったし、絶対面白くなりそうな予感しかない題材だったのに、ホントどうしてこうなったんでしょうねえ。

残念で仕方がありません。

期待してたんだけどなあ・・・。

まとめ

「大怪獣のあとしまつ」の評価について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

ある意味とんでもない評価を叩き出してしまったことが話題になっているので、これはこれでありなのかもしれません。

今のご時世でなかなか動員数を見込めないかもしれませんが、悪い方向での盛り上がりも話題になれば勝ちなので、そういった意味では合格なのかもしれないですね。

期待していたからこそ、残念な気持ちが高まってしまいましたが、面白いと感じた方もたくさんいらっしゃると思うので、観たかたそれぞれの意見ということで盛り上がってくれたらいいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT ME
はまはま
初めまして。 はまはまと申します。 好きな映画やスポーツやエンタメなどについて書くブログを始めました。 語彙力がないヘタクソな文章ではありますが、いろいろと書いていこうと思います。 よろしくお願いします。