新日本プロレス2021.9.5埼玉・メットライフドーム大会2日目の試合結果をお届けします。
2日目の注目は鷹木信悟の2度目の防衛戦で、元メンバーだったEVILとの因縁マッチです。
他にも復帰した高橋ヒロムがIWGPジュニア王座に返り咲きを狙うべく、初防衛戦のロビー・イーグルスと対戦します。
そして3チームによるIWGPタッグ王座の3Wayマッチにも目が離せません。
熱い試合の連続となった大会2日目の模様をご覧になってください。
新日本プロレス2021.9.5埼玉・メットライフドーム大会対戦カード
9.5大会の試合は第0試合を含めて全6試合。
対戦カードの紹介と、大まかな試合内容と結果をお届けします。
第0試合 20分1本勝負
スターダム提供試合
STARDOM SPECIAL MATCH
朱里 | 上谷沙弥 | |
VS | ||
ジュリア | 渡辺 桃 |
⭕️朱里 | 11分31秒 白虎 | ❌上谷沙弥 |
試合後のバックステージの様子
第1試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
石井智宏 | グレート-O-カーン | |
VS | ||
オカダカズチカ | ジェフ・コブ |
⭕️グレート・O・カーン | 12分45秒 エリミネーター→体固め | ❌石井智宏 |
大まかな試合内容
オカダカズチカVSジェフ・コブ、前日のシングルマッチを経てのタッグマッチ。
敗れたオカダの巻き返しはなるか?
石井智宏とグレート・O・カーンが先発で試合開始。
まずは様子見から技の応酬。
オカダがタッチしたかと思ったら、エプロンのコブに一直線。
コブも反撃し場外でフロントスープレックスを放つ。
いきなり大ダメージのオカダに、O・カーンがモンゴリアンチョップで追撃。
入れ替わったコブとオカダの打撃の応酬。
リバースネックブリーカーで反撃のオカダが石井と入れ替わり。
真っ向からぶつかっていく石井がコブを吹っ飛ばす。
ブレンバスターの力比べは石井に軍杯。
すぐさまフロントスープレックスで反撃しドロップキックでダメージを与えるコブ。
O・カーンと入れ替わり、石井を責め立てる。
オカダと連携してバックドロップで流れを変える石井。
打撃の打ち合いでもO・カーンを圧倒。
今度はコブと連携して石井を追い込む。
そこでオカダがドロップキックで助太刀。
再び技の掛け合いから、一瞬の隙をついたO・カーンのエリミネーターでフィニッシュ。
試合後のバックステージの様子
第2試合 60分1本勝負
IWGPジュニアタッグ選手権試合
<チャレンジャーチーム/SJTL2021優勝チーム> | <第66代チャンピオンチーム> | |
金丸義信 | エル・ファンタズモ | |
VS | ||
エル・デスペラード | 石森太二 |
⭕️エル・デスペラード | 20分28秒 ピンチェ・ロコ→体固め | ❌エル・ファンタズモ |
大まかな試合内容
ゴングを前に挑戦者チームが仕掛ける。
すぐさま反撃の王者チーム。
場外に飛ぶ仕草を見せるエル・ファンタズモ。
リングに戻った金丸と手の探り合い。
金丸は早くもファンタズモの足を狙っていく。
エル・デスペラードも同じく足を締め上げる。
しばらくファンタズモが攻めこまれる時間が続く。
ようやくタッチした石森がデスペラードを迎撃。
コーナーにくくりつけて石森と2人で急所を踏みつけ。
助けに来た金丸も同様に踏みつけ。
スパインバスターで反撃するデスペラードが金丸とタッチを狙うも、石森に阻まれて再び捕まる。
肩を狙って攻める石森に、バックドロップで反撃、金丸にタッチ。
勢いよく出た金丸は、相手の攻撃をかわしDDTで石森にダメージを与える。
石森のツームストンを丸め込みでカウント2。
石森はファンタズモと連携して金丸を追い込んでいくが、金丸が足責めで流れを変える。
デスペラードと入れ替わり、両者を責める挑戦者チーム。
デスペラードとファンタズモの意地の張り合い。
ファンタズモが掟破りのピンチェ・ロコからカウント2.9。
石森のアシストから、ファンタズモのサンダーキス’86。
助けに来た金丸を石森が遠ざける。
試合をファンタズモに託す。
シューズを脱いで攻撃しようとしたファンタズモに反撃。
金丸が角ビンでアシスト。
逆にシューズをとって殴るデスペラードがとどめのピンチェ・ロコでフィニッシュ。
試合後のバックステージの様子
第3試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合3WAYマッチ
<第91代チャンピオンチーム> | <チャレンジャーチーム> | |
ザック・セイバーJr. | SANADA | |
タイチ | 内藤哲也 | |
VS | <チャレンジャーチーム> | |
YOSHI-HASHI | ||
後藤洋央紀 |
⭕️タイチ | 26分43秒 ブラックメフィスト→片エビ固め | ❌YOSHI-HASHI |
大まかな試合内容
ワインレッドのスーツで入場の内藤哲也。
タイチがあべみほを引き連れて入場。
すでにコスチュームを脱いでいる内藤がタイチの目の前で入場曲を口ずさんで挑発。
チャンピオンチームは写真撮影する余裕。
タイチとSANADAが大胸筋ピクピク合戦。
誰が先発するかで揉める3チーム。
後藤&YOSHI-HASHIが強引に試合を始める。
3チームが入り乱れてバトルロイヤル状態。
試合の権利が激しく入れ替わる。
序盤の乱戦を制したのはチャンピオンチーム。
試合の権利はチャンピオンチームと後藤&YOSHI-HASHI。
再び3チームが入り乱れて、挑戦者2チームがタイチの首を絞める。
ここで内藤が共闘を呼びかけるが、後藤が拒否。
試合の権利はチャンピオンチームと後藤&YOSHI-HASHIのまま。
内藤が入ってきてタイチを攻める。
変わったSANADAがパラダイス・ロックでタイチを捕獲。
後藤が乱入し試合の権利が移行。
タイチがタッチしようとするが内藤が阻止。
後藤の隙をついてタッチしたザックが大活躍。
1人で2チームを相手に関節技で薙ぎ倒していく。
内藤&SANADAがカットに入り後藤を助ける。
内藤を場外に落としてタイチがタイツを脱ぎ本気モード。
ここでYOSHI-HASHIが助けに入る。
ザックがダメージを受けたところで内藤が乱入して試合の権利を強奪。
SANADAと2人でザックを責め立てる。
雪崩式フランケンシュタイナーからフィニッシュを狙ったところで、3チームが入り乱れて全員ダウン。
試合の権利はザックと内藤。
YOSHI-HASHIがザックと入れ替わり内藤と対峙。
ランニングシットダウンで内藤を追い詰めるが、再び3チームが入り乱れる。
後藤&YOSHI-HASHIがきめにかかるが、ザックが助けに入る。
内藤がタッチをして、試合の権利はSANADAとYOSHI-HASHI。
後藤がアシストして試合を託す。
一進一退の攻防のなか内藤が入って2対1の状況。
チャンピオンチームが入るが内藤が迎撃。
SANADAがスカルエンドを締め上げる。
ぐったりしたところでラウンでラウディングボディプレス。
だがその際にコーナーでタイチがSANADAを触り権利が移動。
そのままYOSHI-HASHIをブラックメフィストで沈めて勝利。
タイチの策が上回った一戦。
試合後のバックステージの様子
大会情報
GI CLIMAX 31 出場選手発表
飯伏幸太 Aブロック
内藤哲也 Aブロック
鷹木信悟 Aブロック
SANADA Bブロック
タイチ Bブロック
ザック・セイバーJr. Aブロック
矢野通 Aブロック
石井智宏 Aブロック
YOSHI-HASHI Bブロック
後藤洋央紀 Bブロック
ジェフ・コブ Bブロック
高橋裕二郎 Aブロック
KENTA Aブロック
EVIL Bブロック
タマ・トンガ Bブロック
※初 タンガ・ロア Aブロック
※初 チューズ・オーエンズ Bブロック
※初 グレート・O・カーン Aブロック
オカダカズチカ Bブロック
棚橋弘至 Bブロック
大会テーマソング JAM Project
Aブロック | G1 CLIMAX 31 出場選手 | Bブロック |
飯伏幸太 | SANADA | |
内藤哲也 | タイチ | |
鷹木信悟 | YOSHI-HASHI | |
ザック・セイバーJr. | 後藤洋央紀 | |
矢野 通 | ジェフ・コブ | |
石井智宏 | EVIL | |
高橋裕二郎 | タマ・トンガ | |
KENTA | ※初 チューズ・オーエンズ | |
タンガ・ロア ※初 | オカダカズチカ | |
グレート・O・カーン ※初 | 棚橋弘至 |
第4試合 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合
<第90代チャンピオン> | <チャレンジャー> | |
ロビー・イーグルス | VS | 高橋ヒロム |
⭕️ロビー・イーグルス | 24分07秒 ロン・ミラー・スペシャル | ❌高橋ヒロム |
大まかな試合内容
ゴング開始からお互いフルスロットルで両者激突。
キレのあるスピードでコンディションの良さがわかる。
ややロビーが優勢のなか、場外のヒロムにトペ・スイシーダ。
そのまま優勢で攻撃の手を止めないロビー。
打撃の応酬からヒロムがカウンターで迎撃。
今度はヒロムが場外の鉄柵にもたれるロビーにドロップキック。
リングに戻りブレーンバスターに、コーナーに向けて投げっぱなしフロントスープレックス。
ロビーはスワンダイブドロップキックからロン・ミラー・スペシャルでヒロムの膝を締め上げる。
アサイDDTで後頭部にもダメージを与えるロビー。
フィニッシュを狙うロビーに、デスバレーでコーナーに叩きつけるヒロム。
エプロンのロビーにサンセットフリップボムで場外に叩きつける。
畳みかけるヒロムはタイムボムを狙うが、ロビーは耐え流。
ビクトリーロイヤルなど大技ラッシュでロビーを追い詰める。
リバースDDTからタイムボムを狙うが、なんとか耐えるロビー。
コーナポストの攻防から、ロビーがヒロムの膝にキックでダメージを与えておいて、雪崩式ターボバックパックでカウント2.9。
コーナーに向かうロビーを掴んで離さないヒロム。
振り解いて膝に450スプラッシュ。
そしてロン・ミラー・スペシャルでギブアップ。
試合後、エル・デスペラードが対戦要求。
シングルに挑戦する代わりに、タッグにも挑戦してもらうと提案。
試合後のバックステージの様子
第5試合 60分1本勝負
IWGP世界ヘビー級選手権試合
<第3代チャンピオン> | <チャレンジャー> | |
鷹木信悟 | VS | ”キング・オブ・ダークネス”EVIL |
⭕️鷹木信悟 | 30分20秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め | ❌EVIL |
大まかな試合内容
前日バレットクラブ入りしたSHOを引き連れてEVIL入場。
1人で気合の表情で入場する鷹木信悟。
ゴング開始直後にいきなり場外に降りるEVIL。
椅子を持ち出すSHOに詰め寄る鷹木に、EVILが背後から襲いかかる。
ヘッドロックからのぶつかり合いからのチョップ合戦で打ち勝つ鷹木。
ぶちかます鷹木がブレーンバスターで叩きつける。
すかさず場外に逃げるEVILを追って鉄柵に投げつける。
ディック東郷がちょっかいを出し追いかける鷹木に、SHOがさらに手を出し鉄柵に投げる。
4対1の状況のなか、ベルトのおいてある机に投げるEVIL。
阿部リングアナが必死にベルトを庇う。
椅子を鷹木にかけて椅子で殴りつけるEVIL。
青コーナーのポールが外されているところに鷹木を投げつける。
レフェリーを抑えている間に、セコンド3人が鷹木を襲う。
常にセコンドが手を出す状態でのファイトにレフェリーが激怒して注意。
EVILのフィッシャーマンはカウント2。
打撃の応酬から、鷹木が龍魂ラリアットと見せかけてDDTで反撃開始。
東郷に見せつけるようにセントーンで挑発する鷹木。
場外に逃げるEVILを追う鷹木にセコンドが介入してくるが、お構いなしにEVILを攻撃。
4人まとめて鉄柵に叩きつける。
ここでセコンド陣に退場を促すレフェリー。
仕方なく引き上げるセコンド陣。
リング上で1対1の状況のなか、のしがみで追い討ちをかける。
スライディングラリアットはカウント2。
雄叫びをあげる鷹木。
メイドインジャパンを狙うところを、レフェリーを使ってマジックキラーで反撃するEVIL。
トップロープから雪崩式ブレーンバスターからスコーピオンデスロック。
ダークネスフォールズで叩きつける。
パンピングボンバーで反撃する鷹木。
強烈なエルボーを撃ち抜いてメイドインジャパンで叩きつけるが、戻ってきた東郷が阻止。
再びセコンド陣が乱入して無法地帯と化すリング上。
カウント2.9でなんとか返す鷹木が絶体絶命状態のところでBUSHIが助けに来る。
蹴散らしているところをSHOが乱入して高木に椅子攻撃。
追撃しようとするところを内藤とSANADAも助けに来る。
SHOを蹴散らすが、EVILが内藤に急所攻撃。
ベルトで殴打しようとするが鷹木が阻止。
隙をついてこようとするEVILをカウンターの龍魂ライアットからのパンピングボンバーでなぎ倒す。
最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンでフィニッシュ。
LIJでベルトを守った一戦。
試合を終えたヒロムもリングに。
試合後マイク。
「鷹木信悟、今日をもって大復活だ!」
「LIJ全員集合だ。」
試合後のバックステージの様子
新日本プロレス2021.9.5埼玉・メットライフドーム大会のまとめ
真夏の最後のビッグマッチである埼玉・メットライフドーム大会2連戦が無事に終わりました。
2日目の今日はタイトルマッチラッシュで見どころ満載でしたね。
ジュニアタッグ王座は元チャンピオンチームが返り咲きデスペラードの元にベルトがひとつ戻ってきました。
この王座を餌に、セミで行われたジュニア王座を初防衛したロビーに再び挑戦表明をしました。
復帰した高橋ヒロムは以前、復帰戦でシングル王座を獲得したこともあり、今回も獲ってしまうのではないかと思いましたが、ロビーの膝攻めの前に惜しくも屈敗北してしまいました。
復帰したばかりで膝の状態が心配ですが、再びトップ戦線に戻ってくることでしょう。
ヘビーのタッグ王座戦も見どころ満載で、3wayマッチのスピーディーな展開と賢い戦略が勝負の明暗を分けた感じがしました。
こうした心理戦は内藤哲也の得意とするところでしたが、今回はタイチの方が一枚上手でした。
この2人の因縁もすごく面白い関係性があって、個人的に大好きな絡みなので今後も楽しみにしたいです。
そしてメインのヘビー級王座は見ていてハラハラしましたが、さすがは鷹木信悟といった貫禄で全てを吹き飛ばしてくれた戦いだったノオではないでしょうか。
モヤモヤしたままのエンディングなんて誰も望んでいないので、最後に豪快に吹き飛ばしてくれた鷹木選手に拍手を送りたいです。
2日間とも熱い戦いの連続でちょっと疲れてしまいましたがwこれぞ新日本という試合を堪能できた大会だったと思います。
次は新日本プロレスで一番熱いG1 CLIMAX31が始まります。
この大会でこれからの勢力図も大きく変わってくだろうし、来年の東京ドームに向けても大事な大会になってきます。
更なる熱い戦いの連続になること間違いなしなので、今から楽しみです。
まずはこの2日間の余韻に浸って、次に備えようではありませんか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。