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世にも奇妙な物語

「ふっかつのじゅもん」のあらすじネタバレとストーリー解説!世にも奇妙な物語2021秋の特別編

先日、世にも奇妙な物語2021秋の特別編が放送されました。

4つのエピソードが舗装されましたが、その中のふっかつのじゅもんというエピソードがSNSで話題になっていました。

有名なゲームソフトであるドラゴンクエストを題材にした物語であったためです。

いったいどんな話になるのだろうと放送前から賑わっていました。

この記事ではそのふっかつのじゅもんのネタバレ考察をしていきたいと思います。

よろしければお付き合いくださいませ。

SNS話題になった、物語内のふっかつのじゅもんが実際に使えた件についてはこちら

ふっかつのじゅもんのあらすじをネタバレ !

急に現れた男の子は・・・

賢一が息子の祐樹と一緒に実家の片付けに来ています。

どうやら具合の悪い母親の代わりのようです。

賢一がLineを確認すると、妻が怒っている様子。

何か喧嘩でもしたのでしょうか。

片付けをしているとファミコンのゲームを見つける祐樹。

手に取ったのはドラクエ2、ソフトの裏にメモがついています。

ゲームを始めて、そのメモに書いてあったふっかつのじゅもんを入力すると、ゲームが再開できました。

3人パーティーの名前は、けんいち、りょすけ、みき。

ゲームを始めるといつの間にか男の子が現れて、仲良くゲームをすることに。

2人を見つけた賢一が勇気に「友達?」と聞くと、男の子は「ケンチ遅いよ、ケンチは祐樹の後だからね」と親しげに話しかけてきます。

賢一ははケンチと呼ばれたことに違和感を抱きつつも、片付けに戻ります。

片付けをしていると、昔の小学校時代の卒業アルバムを見つけますが、その中に新聞の切れ端が挟まっていました。

そこで祐樹はお腹すいたと声をかけてきました。

賢一が「友達は?」と聞くと祐樹は「用事があるから帰った」と言います。

2人で買い物をしに外に出たときに、祐樹の友達ではないことを賢一は知ります。

そして男の子が最後にシドーという敵にやられて悔しそうにしていたと話す祐樹に「ゲームだからまたやればいいじゃん」と言う賢一。

そんな話をしていると、近くの川で黄色い服を着た男の子が流されてしまったと何やら大事になっている様子。

その夜、流された子が行方不明というニュースに2人はあの男の子かもと心配します。

祐樹が寝た後、ネットニュースで34年前にも同じ事件があったことを知った賢一は、卒業アルバムに挟まっていた新聞切れ端を確認します。

そこには昼間に祐樹と一緒にゲームをしていた子が、川に流されて亡くなった記事が載っていました。

その男の子の名前は良介。

良介は賢一が仲の良かった友達で、アルバムに今の妻である美紀と一緒に写っています。

「今日うちに現れたのは、あの良介なのか?」

疑問に思いながら、卒業アルバムを見るとそこには「ごめんなさい」と書かれていました。

賢一の嘘と良介の真実

翌日、賢一が「ふっかつのじゅもん」を入れてゲームを始めると、黄色い服を着た良介が現れます。

賢一は驚きと戸惑いの表情で困惑しますが、「なんで良介が現れたのか?ゲームをクリアしたらあきらかになるかもしれない」と思い、良介とゲームをすることに。

ゲームはラスボスのシドーとの対決までやってきました。

良介は何故か時間を気にしています。

結局ラスボスのシドーは倒せないまま終わってしまい、良介は悔しがりますが、用事があるから帰ると言い出します。

川の事件のことを思い浮かべた賢一は、良介を止めようとしますが、それを振りほどいて「今日行かないとだめなんだ」と良介は走っていってしまいました。

向かった先はあの川でした。

「本当はけんちの家でクリアしなきゃだめだった。代わりにおまじないしないと」

「けんちが教えてくれたやつだよ。飛び石を渡って社でおまじないをしたら願いが叶ったって。」

「俺、美紀に告白したいんだ。明日引っ越しちゃうから、うんって言ってもらえるようにおまじないしなきゃ。」

助けようとする賢一にそう良介は言いました。

良介の手を取ると、一緒にいた祐樹消えそうになってしまいます。

手を振りほどいて飛び石を渡っていく良介は川に落ちてしまいますが、祐樹は元に戻りました。

そのまま良介は消えてしまいましたが、賢一は自分がついた嘘のせいで良介が死んでしまったんだと悟ります。

夜になり帰宅した賢一の実家には妻の美紀の姿がありました。

三人で実家の片づけを再びはじめます。

夜遅くに片付けが終わり、美紀と2人になった賢一とは良介のことを尋ねます。

女子の中でも人気があったという良介。

実は引っ越す前に会えないかと言われて、引っ越す日の朝に会う約束していたと美紀は話します。

賢一は一人で考えていました。

川で良介を止めようとしたら、祐樹の身体が消えそうになった。

つまり良介を助けると未来が変わってしまい、自分と美紀と結婚することなく祐樹も生まれてこなかった。

そして良介に嘘を伝えたのは、何でもできる良介への嫉妬心からだったこと。

そのおまじないをしようとして良介は川に落ちて亡くなってしまったことを、すごく後悔をしていたことを思い出します。

賢一はもう一度ふっかつのじゅもんを入れてラスボスを倒しにいきます。

良介に会って本当のことを伝えたいために。

そして再び良介が現れます。

2人はゲームを進め、子供時代の頃のように楽しんでいました。

賢一はシドーを倒せば良介が川に行かなくて済むと思い、ゲームを進め見事にシドーを倒しました。

「これで心置きなく美紀に告白できるな」

「なんで知ってるんだよ?」

「今日はまっすぐ家に帰って、明日の朝美紀に会いに行くんだぞ」

「俺、やっぱ自信ないよ。」

「そういえばあのおまじない。俺行ってくる」

「違うんだよ・・」

良介は川に向かって走って行ってしまいました。

ゲームをクリアしても良介の行動は変わらなかった。

川にたどり着き、飛び石を渡っていく良介を必死に止める賢一は「嘘だったんだよ!」と叫びます。

びっくりした良介は川に落ちてしまいますが、賢一は川の中に飛び込んで救い出しました。

「よかった」

「さっきの嘘って何なの?」

「俺のおまじないの話。あのときの俺こんな川渡れないし、おまじないなんてできっこないよ」

「そっか・・・」

「俺さ、何でもひとりでできる良介がすっげーうらやましくて。それでついあんな嘘ついちゃったんだ。でもその後すごい後悔して、すごい苦しくて・・・ごめん。嘘ついちゃってごめんなさい」

「わかったよ。分かったから明日駄菓子おごれよな!」

そう言って二人は指切りをして約束すると、良介は消えてしまいました。

良介は死なずに済んだ。ということは未来は変わってしまったのか?

未来は変わってしまったのか?

実家に帰ると祐樹の姿がそこにありました。

思わず涙して抱きしめる賢一、すると美紀も現れて再び号泣して抱きしめます

そのあと卒業アルバムを見てみると、良介の写真はしっかりと載っていました。

美紀に良介から告白されたのか聞いてみると、告白されていないと言います。

「結局来なくて、前の日に川に落ちて・・・濡れちゃって風邪ひいちゃったんだって」と美紀は答えました。

ホッとする賢一の横で、美紀が段ボールの中からドラクエ3を見つけました。

「このゲームの話覚えてる?」という美紀に「合コンの時の話だろ」と返す賢一。

「合コンでこのゲームの話で盛り上がったのが運の尽きだったな」と、笑顔で言う美紀。

懐かしいとファミコンにドラクエ3をセットします。

ゲームをスタートすると、不快な音とともに冒険の書が消えてしまいましたと表示されました。

しばらくお互いが見つめ合ったあとに美紀が言います。

「あなた誰?」

「君は誰?」

「ふっかつのじゅもん」終了。

「ふっかつのじゅもん」を解説!

一世を風靡したファミコンゲーム、ドラゴンクエスト2を題材にしたふっかつのじゅもん。

物語はふっかつのじゅもんを入力してゲームを再開するところから始まります。

ゲームとリンクする良介

ふっかつのじゅもんを入力すると、死んだ昔の友達が現れる。

いきなりホラーな設定ではあるんですがw主人公である賢一の後悔の念が良介を呼び覚ましたのかもしれません。

それは賢一のついた嘘から始まった物語で、そのことが原因で良介が亡くなってしまった。

良介の行動によって、賢一の心の奥にしまっていた感情が徐々に浮かびあがってくるっという流れは、見ていてわかりやすかったですね。

川に落ちそうになる良介を助けようとすると祐樹が消えていく現象に、良介が生きていたら今の家庭は存在しな口なってしまうことを承知のうえで、良介に真実を告げ命を救うことで賢一の心も救われたのは感動的でした。

問題のラスト

そして問題だったのが、ラストの結末。

ドラクエ3をセットしてゲームをスタートすると冒険の書が消えてしまいましたとメーっセージが流れ、2人の記憶も消えてしまうという衝撃のバットエンド。

ドラクエ2はふっかつのじゅもんというパスワードによってゲームを再開するものでしたが、ドラクエ3からはセーブ機能がつきました。

そのセーブしていたプレイ内容が消えてしまう現象が、冒険の書が消えるというものなんですが、当時のドラクエ3ではあるあるなんです。

セーブ機能がついたとはいえ今のスマホのように強くはないので、ソフトをちょっと落としたり衝撃を与えただけでもセーブした内容が消えてしまうということが当たり前にありました。

そしてあの不快な音楽が流れて、暗い画面に白字で冒険の書が消えましたというメッセージに、当時の子どもたちはトラウマを抱えるくらいのショックを受けたものです。

冒険の書が消えるトラウマについてはこちらをどうぞ。

そんなわけで冒険の書が消えるということは、ロールプレイングゲームにとって致命的な出来事なわけです。

その現象を今回のラストの結末に重ね合わせていたことに、ドラクエファンであるほどに衝撃の結末という感じを味わったことでしょう。

賢一と美紀のこれまでの記録がきえてしまったわけですが、肝心の良介はどうなったのでしょう?

未来が変わって良介は川には落ちましたが、風邪をひいただけで生きていることになります。

もしかしたら良介の方の記憶も消えてしまったのか、そもそも良介は生き返ったわけではなく、賢一と美紀の記憶の中でだけの変化だったのかもしれない。

あのラストのシーンだけではそこまでのことはわかりませんでしたが、いろいろ考えてしまうラストの結末ではありましたね。

ふっかつのじゅもんを観た視聴者の声

ドラクエを知っている人は、よりあの結末を良くも悪くも楽しめたようですね。

自分もドラクエ世代なので、この結末のためにドラクエを持ってきたのねと笑ってしまいましたw

細かいところで、賢一がソフトをセットするときにふーってしてたのもファミコンあるあるですし、最後に美紀がふーってしないでセットしたのが冒険の書が消えるフラグになっていて面白かったですね。

冒険の書が消える怖い音はこちら

まとめ

世にも奇妙な物語2021秋の特別編のふっかつのじゅもんのストーリーについてネタバレ考察をお届けしましたが、いかがだったでしょうか。

ドラクエ世代にはたまらない結末に、SNSでも大いに盛り上がりました。

物語自体はすごくいいお話だったので、より衝撃的な結末に感じた方もたくさんいたと思います。

久しぶりに語りがいのあったエピソードでしたね。

今後も面白いストーリーを期待して次の特番に備えましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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はまはま
初めまして。 はまはまと申します。 好きな映画やスポーツやエンタメなどについて書くブログを始めました。 語彙力がないヘタクソな文章ではありますが、いろいろと書いていこうと思います。 よろしくお願いします。