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鎌倉殿の13人

上総広常は源頼朝に殺された?最期がつらい【鎌倉殿の13人】

鎌倉殿の13人の序盤で活躍する重要人物が上総広常です。

源頼朝が急速に力を付けたのも、この上総広常が頼朝の味方についたことが大きいとされています。

ただ上総広常は早々に歴史の舞台から姿を消してしまうんです。

その原因は味方のはずの源頼朝にありました。

一体どういうことなのか気になるところですね。

そこでこの記事では、上総広常はどんな人物だったのか ?本当に源頼朝に殺されたのか?について紹介していこうと思います。

よろしければお付き合いくださいませ。

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上総広常ってどんな人物?

上総広常はもともと、頼朝の父である義朝に仕えていました。

平治の乱で義朝が敗戦すると、上総に戻り平家の配下として従いました。

ただ、2万の兵を持っているという状況から、かなりの力を持っている身であり、平家万歳というような忠誠心はなかったようです。

頼朝が挙兵するにあたって、一気に勢力を拡大したきっかけになったキーパーソンの人物と言っていいでしょう。

鎌倉殿の13人においては、ぶっきらぼうな性格で気が短いところがあり、難しいことは考えないタイプの人物像で描かれていますね。

2万の軍勢を率いて頼朝軍に加勢

頼朝の挙兵に絶対に必要な戦力として求められる上総広常。

彼を味方にするために、義時は説得に向かいます。

しかし、敵である大庭景親側からも誘いを受けている状況に出くわし、いわゆるスカウト合戦のような形になるわけです。

このときに大庭側の使者としてきていたのが、石橋山の戦いで頼朝を見逃した梶原景時です。

広常はそれぞれに「味方についたらどんな得があるんだ?」と問いかけます。

景時は「お望みの官職に」と平家の絶大な影響力があることをを見せつけてくるのに対し、義時は平家に気に入られたものだけが得をする世を改め、自分達のための板東を作りたいと主張しました。

佐殿(すけどの:頼朝のこと)は天に守られていて、何度も命を救われる運の強さを持っている。その強運に引かれて多くの者が集まってきていることを進言します。

ならば天に守られているのか見極めてみようと広常は、頼朝が大庭の刺客に襲撃される情報を義時に話します。

頼朝が天に守られているのなら助かるだろうと。

果たして頼朝は助かるのだろうか気になるところですが、事実助かることになります。

頼朝が夜営した民家にいた、亀という漁師の娘を自分の部屋に招き入れて、夜の営みを楽しんでいた頼朝に、激怒した亀の夫が踏み込んできました。

慌てて宿の外に避難したふたりを探す夫だったが、このときに大庭の刺客として送り込まれた長狭常伴と鉢合わせることに。

夫と常伴の間で大乱闘になった騒ぎに紛れて頼朝は無事に危機を免れたのでした。

このことがきっかけで、上総広常は頼朝が天に守られているということを実感することになり、頼朝側に付くことになりました。

ただ、黙って配下に加わるほど上総広常は甘い男ではありません。

両者が対面する場所にわざと遅れて登場して、頼朝の反応を見てやろうと企みました。

その対応次第では頼朝の配下につくことをやめようとも思っていたようです。

そして現れた広常に頼朝は言います。

帰れ!遅参する者なぞ戦場で役にはたたん。」と一喝したのです。

これを受けた広常は、頼朝の棟梁としての器がちゃんとあるということを感じとり、非礼を詫びて無事に頼朝の配下として加わることになりました。

富士川の戦い

源頼朝と武田信義が平維盛と戦った合戦です。

この戦い位に勝利した頼朝・武田軍は南板東の地、甲斐・駿河・遠江の地を磐石にものとします。

今後のドラマ内で語られます。

金砂城の戦い

富士川の戦いに勝利した頼朝は、敗走する平家を追撃しようとしますが、まずは佐竹氏を討つべきだと上総広常、千葉常胤、三浦義澄らの主張を取り入れて、佐竹氏討伐の動きをすることになります。

ここで上総の広常が活躍することになり、彼のおかげで佐竹氏を討つことに成功します。

こちらもドラマ内で語られますのでお楽しみに。

謀反の疑い

勢いに乗った頼朝の軍は勢力を増していきますが、組織が大きくなってくるといらないトラブルなんかも増えてきます。

頼朝のライバルである、甲斐の武田信義、信濃の木曽義仲といった、源氏同士の主導権争いが繰り広げられることになります。

これに嫌気をさした上総広常、千葉常胤、土肥実平、和田義盛、三浦義澄、三浦義村らの面々が謀反を企てようとします。

結果的には未遂で終わることになりますが、この出来事をきっかけに物語が大きく動くことになります。

上総広常は源頼朝に殺された?

※ネタバレを含みますのでご注意ください。

謀反の企ては実は頼朝の耳に入っていたんです。

そのうえでうまく収めるように義時を使って、広常にわざと謀反側につかせて、頃合いを見計らって丸く収めてもらう役をやってもらっていたのでした。

無事に謀反の企てが収まったのかと思いましたが、ここからが頼朝の怖い一面を思い知ることになります。

この謀反の騒動の責任を見せしめとしてひとりに負わせようと画策するんですが、その見せしめの相手を上総広常にしようというのです。

わざと謀反側につかせた、共謀者のはずの広常にです。

上総広常はひとりの武将としては力を持ちすぎていたために、最も頼りにしている分、逆に恐ろしい存在でもある広常を失脚させてしまおうと頼朝は考えていたのでした。

そしてみんなで双六を楽しんでいるときを狙って、広常を殺してしまうのでした。

彼を斬ったのは梶原景時でした。

最初から仕組まれていた、頼朝の恐ろしさがわかる出来事でした。

こうして頼朝が勢いに乗るきっかけになった、上総広常の加入でしたが、あっけなく時代から退場してしまうことになります。

※この記事はこちらのガイドブックを参考にしています

役者さんのインタビューや、20話までのシナリオなどが載っています。

気になる方はチェックしてみてください。

上総広常の最期がつらい

鎌倉殿の13人第15話にて、上総広常の最期が描かれました。

この理不尽な展開にSNSでは鎌倉殿である頼朝におおくの批判がとびかっていました。

史実通りとはいえ、あまりの展開についていけない視聴者の方が続出だったようです。

確かにこの仕打ちはひどいですね。

完全な濡れ衣です。

上総広常は頼朝のことを思って、読み書きを練習していたのが余計に無念でなりません。

殺される前日に頼朝と酒を酌み交わしている時の、広常の嬉しそうな表情が忘れられませんでした。

悲しい結末になってしまった第15話でした。

まとめ

上総広常が源頼朝に殺されたことに関して調べてみましたがいかがだったでしょうか。

この時代の権力争いや戦いの歴史は、かなり悲惨な出来事が多い時代でもあります。

身内同士でも平気で殺し合うのが当たり前なんですね。

そんななかで三谷幸喜さんはこの時代を、ドラマでどういった描き方をするのか、しっかりと見届けたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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はまはま
初めまして。 はまはまと申します。 好きな映画やスポーツやエンタメなどについて書くブログを始めました。 語彙力がないヘタクソな文章ではありますが、いろいろと書いていこうと思います。 よろしくお願いします。